- シングルコア活動日誌 -

天海春香担当プロデューサーの活動日誌

ミリオン5th初日の△で泣かなかったとか泣いたとかいう話

ミリオン5thにいってきた。

控えめに言って最高だった。

 

内容を逐次褒め称えたい気持ちでいっぱいだが

とりあえずローリング△さんかくのはなしがしたい。

以下"ローリング△さんかく"は"△"と表記する。

 

△はあまりにエモい。

子役時代の境遇から「大人と目線を合わせるために」と踏み台を持ち歩き、その上でちっちゃい身体の肩と肘を張ってきた桃子が、765プロで仲間たちとの関係を得て、いま幸せな変化を遂げているんだということが、これでもかというくらい伝わってくる。

 

CDで初めてきいたときから無限にこみ上げるものがあった。

 

今日は△聴けますよね。そしたらきっと泣いてしまうな。

目頭を押さえるから腕がさんかくの形になる。

なんて冗談を開演前の同僚たちと交わしていた。

 

でも実際のところ、公演で僕は泣かなかった。

 

△の出番は早かった。

BNTから始まって5曲目、茜ちゃんのAIKANE?の次だった。

会場を高揚させていく曲の流れ。

この順番で△がきた時、これは楽しい曲なんだと思った。

いま幸せな変化、あるいは成長の最中、「いま楽しい場所にいる桃子の曲」だ、と。

 

僕の胸の内は、こみ上げるよりも弾むことを選んだ。

曲終わり、余韻の中では、桃子が5年間でここまできたことに胸が熱くなって

すぐにロコに切り替えるのが大変だったりしたけれども。

 

大満足で初日の公演が終わり。

同じく2日目の公演も終わった。

 

簡単な打ち上げの後、夜行バスに乗り込んでからも寝つけず

ライブの光景を思い出していた。

 

△のことを思い出して

前述したような自分の感情を整理したり

恵子姉さまが曲の合間に入れた台詞のことを思い出していた。

 

「お兄ちゃんとお姉ちゃんの隣に座るのは桃子にきまってるでしょ。他の子には譲らないよ。」

 

これはグリマスのマイページに表示される台詞だからよくきいていた。

公演中は「桃子がいつも言ってくれるやつだ!」ってだけ思った。

けど、

 

△は「いま楽しい場所にいる桃子の曲」で「桃子はお兄ちゃんの隣に座る」

 

ふと、かみ合うものを感じた。

というかここでようやく気付いた。

 

楽しい場所にいる桃子の横にプロデューサーもいるってことだ、これ。

 

あかん。あかんでこれは。

さす姉すぎる。この台詞を持ってくるのは。

 

僕はやっぱり、ミリオン5thのローリング△さんかくで、

目頭を押さえるためのさんかくをつくって泣いた。